05194-180713 「継続的アウトプット」の基礎は「呼吸」
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/shio/himan.icon 塩澤 一洋 先生、継続的アウトプットのために一番何が大事でしょうか。
とのご質問をいただきました。どうもありがとうございます。
以下、その時の会話をそのまま掲載します。
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先生、ご質問どうもありがとうございます。
継続的アウトプットに最も大切なのは、「呼吸」だと思います。 吸ったら吐く。
知ったら書く。
普段から呼吸をしているからこそ、ウォーキングもできるし、マラソンもダッシュも水泳もできる。楽器も吹ける。それら一つ一つに特有の呼吸法は訓練で身に付け、上達するものですが、その前提として日常、無意識下で上手に呼吸できていることが必要です。
普段から呼吸する。「吸っては吐く」呼吸を当たり前にするが如く、一日中、「知っては書く」。それを小学1年で文字を習い始めた時から癖づけるよう指導するのは教員の役目。「知の呼吸」を日常化するしつけです。
しかしそれが身についていない学生がなんと多いことか。教員がレジュメ(その日の講義内容を書いた書面)なんて配るものだから、なおさら学生たちが「授業時無呼吸症候群」に陥ります。吐かずに吸ってるばかりじゃ死にますよ。ある程度以上、吸えませんから。
「知っては書く」という「知の呼吸」を常時続けるために、場所を問わず「書く環境」を常備すべしと古来多くの賢者が述べています。僕の場合、以前は測量野帳(コクヨ・セ-Y3・スケッチブック)と万年筆でしたが、現在はMac/iPhone/iPadとScrapboxです。遍在性という意味で、過去最高の「書く環境」です。 (先生の分野で申し上げれば、外国語習得も同じですよね。普段から英語で呼吸しているからこそ、英語でダッシュもマラソンも水泳もできるのです。僕自身は中学生の時そのように考えて一日中英語で呼吸し、英語を習得いたしました。)
これでお答えになっておりますでしょうか。
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/shio/himan.icon はき出す、書くを当たり前の日常の一部にしてしまう。そのためたにはいつでもどこでも書ける環境を整備すべし。ですね。知ったことを書くという作業は、単なる学んだことを繰り返すという作業以上に、新しいことを思いつくことに貢献するということでしょうか。書く=考えるですか。
はい、「思考」でなく「書考」せよ、と常々学生たちに伝えております。そのキャンバスとしてScrapboxが最高。 ぼーっと考えているのは実は考えていない。考える時は書くのだと。それをしていると、数秒前の自分という他人のアイディアを客観的に観察し、対話し、新たなアイディアの端緒となります。
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/shio/himan.icon 書考ですね。わたしは視考力でもあると思います。私はよく図にして考えるので。考えるとは考えをビジュアル化し、それを組み合わせたり、切り離したり操作することなのかなあと思っています。
「視考」、いいですね。僕も図を多用しますが、あくまでも軸がアウトプットにありますので「書考」第一です。
会話の引用は以上。
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